ほたるのひかり

〜 日々のあれこれ 〜

お父さんと面会。

口からのチューブが外れた時に、1度だけ面会できることになっていた。


ちょうど手術から1週間。


面会時間は15分。


てことで、昼休憩に姉と時間を合わせて会ってきた。


もちろんまだICUのベットの上。


あ、妹は結局『大阪から帰省』がネックで、会うことはできなかった。



口からのチューブは取れていたけど、まだ自分で呼吸できるほど回復してなくて、鼻から肺に空気を送り込むパイプ(?)はついていた。


でも、しゃべることはでき、おとうさんの第一声は「心配かけたね」だった。


姉は「そんなことないよ」と言い、私は「ほんとよぉー!」と言い、それが同時だったので看護師さんが笑ってた。



ベットを少し起こしてもらったけど、傾いた自分の身体をもとに戻すこともできなくて、、、


お茶を飲む容器を手で持つこともできなくて、、、


体力(筋力)ガタ落ち。



しきりに「リハビリ頑張る」と言ってたけど、まだまだその段階じゃないよっっっ!!!


でも、ヨカッタ。


記憶喪失になってなくて、ヨカッタ。


意識が戻ってヨカッタよぉぉぉぉ!!!

やっぱり捨てられない。

お父さんの家で出たゴミは、我が家に持って帰って捨てることに。


仕事帰りの夫に迎えに来てもらい、車(ワンボックス)の3列目をたたんでギュウギュウうに詰めて持って帰った。


それでも積みきれなかったゴミは、ベランダに山のように残っている。


それはまた、後日引き取りに行くことに。


姉も妹も「さすが〇〇くん!頼りになるわぁ~☆」と、持ち上げて(?)いた。




とりあえず我が家のベランダに運んだゴミ。


燃えるゴミやプラスチックゴミは、本当にゴミなので収集日に捨てた。


でも、不燃ゴミとして袋に入っていた食器はやっぱり捨てられなくて、、、


未開封の調味料や、賞味期限内のレトルト食品も全部持って帰って来たんだけど、それを見た夫が


「おとうさんが帰ってきた時に、なんにもなかったらガッガリするんじゃない?」と。


もちろんその時には、ある程度のものを買いそろえるつもりではいるけど、持って帰ったものも我が家で使わず、そのまま持っていこうと思った。


食器もキレイに漂白して保管。



夫と、そのあたりの価値観が一緒でヨカッタと思った♪

お父さん家の片付け。

お父さんと面会できるまで妹が実家に泊まっている。


てことで、この際大々的に「片付けをしよう!」ということになった。


とりあえず入院中に賞味期限が切れるもの(主に冷蔵庫の中身)は処分しておかないといけないし。


ま、すでに賞味期限が切れたものがわんさかあったけどね。


一人暮らしアルアルだろうけど。



妹は「元の生活に戻れない」を前提にすべてを処分したいみたいで、趣味のもの(油絵関係、ダンス用CD)を捨てようとしていた。


あと「また買えるものはその時に買えばいいし」と、まだ使えるもの、食べれるものもどんどんゴミ袋に入れようとしてた。


「(退院して)お父さんに確認してからでもいいんじゃない?」と、ある程度阻止したけど、なんだかか切なかったなぁ~。



観葉植物、あじさい、メダカは一旦我が家で引き取ることに。


元気に戻ってきたら返すつもりだけどね。



それにしても、、、


絵筆は500本くらいあったし、CDも、絵具もダンボール箱いっぱい、額縁も50枚くらいあって、、、


楽しい、充実した人生を送っていたんだな、と改めて感心ししちゃった☆

ベテランナース(妹)の見解。

3つ下の妹はベテランナースだ。


医療に関していろいろ詳しい。


今回、お父さんの手術で大阪から駆けつけてきた。


私と姉はコロナのこともあるし、手術といっても今生の別れになるわけじゃないので、落ち着いてから来ればいいと思ってたし、本人にもそう伝えた。


ら、メッチャ怒られたらしい。(伝えた姉が)


「大動脈解離をナメんなよ!」みたいな。


手術前に先生からも、いろんな後遺症の可能性の話を聞いていたけど、妹はそれよりもっとシビアで、「もとの生活には戻れないと思う」と。


これまで似たようなケース(高齢者の大動脈解離手術)を見てきた経験上の言葉なので信憑性は、ある。


私は(多分姉も)退院すればまた元気に今まで通りの生活を送れるものと思って(希望・願望)いたので、なかなか受け入れられないでいる。


まあ、アレコレ考えてもなるようにしかならない。


まずは、麻酔から覚めたおとうさんに早く会いたい。

お医者さんってスゴイ。

ゴールデンウイーク中にドクターXのドラマをずっと見ていたせいか、なんとなくだけど『手術』を身近に感じていた気がしていた。


でも実際に、ドラマで観ていたような手術を身内が受けることになるなんて、想像もしていなかった。


今回おとうさんの手術にかかった時間は、なんと7時間。


お腹(胸?)切って、心臓止めて、人工血管を入れて縫い合わせて、、、なんか他にも心臓の弁にクリップを止める処置をしたとかなんとかって、丁寧に説明してくれたけど、正直素人にはよくわからない。


ただただ、お医者さんってスゴイなーと。


感謝の気持ちはもちろんだけど、なんていうか、医療の技術って未知の世界だけど、ほんと、尊敬しかない。


おとうさんの命の恩人だよ、ほんと。


って、「手術中に死んじゃうかもしれない」なんてこともチラッと思ったけど。


それは『自己防衛』ってことで許してね☆


ほんとうに、ありがとうございました。